Performance
撃ち合いでFPSが落ちる・ガクつくとき
撃ち合いになるとFPSが落ちて、画面がガクつく。そんなときに見直す設定を、実際の画面つきでまとめました。
このサイトの管理人の手元のPCで、撃ち合い中に130〜170まで落ちていたFPSが、ほぼ200に張り付くようになった設定です。
手元のPCでの結果
最大200から下がって、ばらつく。ガクつきもあった
影ON・ライティング高のままで張り付く
Ryzen 7 5700X / モニター240Hz / SAZのFPS上限200
①〜③を全部変えたあとの結果です。どれが一番効いたかは、1つずつ試し分けていません。④は結果の理由ではなく、急に重くなったときの別の手として載せています。
やること
① DX12ベータ版に切り替える
Steam でゲームのバージョンを切り替えるだけです。公式は 9/22 から DirectX 12 のベータ版を出しています。
なぜ効いたのか(手元の実測)
切り替える前と後で、CPUとグラボの働き方を手元で測りました。ライティングの設定が違う時点の測定なので、厳密な比べ方ではありません。
DX11 では CPU の1コアが詰まって、グラボが絵を描けずに待っていた。DX12 でその詰まりがほどけた、と読めます(測った数字からの推測)。
DLSS と FSR も使えるようになった
10/22 のパッチで、DX12ベータ版に「NVIDIA DLSS Super Resolution」と「AMD FSR」が入りました(公式パッチノート)。どちらも、低めの解像度で描いて高画質に引き伸ばす機能です。描く量が減るぶん、FPSが上がります。
DLSSNVIDIA
- しくみ
- AIで補って引き伸ばす。前のフレームや動きの情報も使う
- 使えるグラボ
- GeForce RTX(20〜50シリーズ)だけ
- 画質
- こちらが上。動いているものの残像も出にくい
FSR 3AMD
- しくみ
- AIを使わず、計算で補って引き伸ばす
- 使えるグラボ
- AMD に加えて、他社のグラボでも動く
- 画質
- DLSS には及ばない。動いているものに残像が出やすい
画質の比較は、PCGH(ドイツのPC誌・2024年7月)と PC Gamer(2024年8月)の検証です。どちらも「FSR 3.1 は DLSS に及ばない」という結論でした。比べたのは少し前の版(DLSS 3.7 と FSR 3.1)です。
おすすめ
プリセットは「M」。DLSS 4.5 で入った新しいAIモデルです(NVIDIA公式)。ただし RTX 20・30 シリーズは「M」だと負荷が重めになります(NVIDIA公式)
SAZで選べるのは FSR 3 です(実機の画面で確認)
NativeAA は引き伸ばさずに、輪郭のギザギザ消しだけを使う形。FPSが足りなければ、画質寄りから1段ずつ下げていきます
引き伸ばすぶん、少しは絵が変わります
FSR 3 の品質と倍率
AMD の表の呼び名です。SAZの画面で確かめたのは NativeAA だけで、ほかの段がゲーム内でどう表示されるかは確かめていません。
手元の画面・まだ試している途中
② 垂直同期は「逆」にする
同じ名前の設定が2か所にあって、それぞれ逆にします。いちばん間違えやすい所です。
- NVIDIAコントロールパネル
- 3D設定の管理 → プログラム設定タブ
- Sudden Attack(suddenattack.exe)を選ぶ
- 垂直同期 = オン → 右下の「適用」
- SAZの設定 → ディスプレイ → 基本
- 垂直同期 = OFF
なぜ逆にするのか
FPSが揺れた瞬間に画面が上下にずれる「裂け(ティアリング)」を防ぐ
操作が遅れる原因になる
上限200・モニター240Hzなら、そのままでよい
③ G-SYNCは「全画面」だけ
NVIDIAコントロールパネル → ディスプレイ → G-SYNCの設定
SAZ公式が「フレームレートが低下する現象」として案内している(7/9)
SAZ側の表示モードも「全画面」にします(②のゲーム内の画面)。
④ 急なカクつきはキャッシュを作り直す
昨日まで平気だったのに急に重くなったときに試す手です。シェーダーキャッシュは、絵を描くための小さなプログラムを、そのPCのグラボ用に翻訳して保存した「翻訳済みメモ」です。
消し方(NVIDIA のグラボ)
NVIDIA App ならグラフィック → グローバル設定。古めのPCは NVIDIAコントロールパネル → 3D設定の管理 → グローバル設定
説明欄に Windows 自身の言葉で「これらは必要に応じて再生成されます」とあります
消した直後は、作り直すぶん、かえってカクつきます。最初の数試合は様子見で
グラボのドライバーを更新したときも、作り直しになります(Microsoft の説明)
通信のラグ(pingが高い)には効きません。そのときは回線のページへ
消し方の手順は、PC Watch の若杉編集長の X のポストを元に整理しました。「2で先に無効にする」理由は、NVIDIA の公式の説明が見つかっていません。
まねる前に
G-SYNC が無い・切っている人がグラボ側をオンにすると、ふつうの垂直同期になって操作が遅れるはずです(推測)。その人は両方オフのままで。
144Hz なら141以下、240Hz なら237以下(Blur Busters の推奨)。SAZの上限は最大200なので、240Hz の人は気にしなくていい。
対象は DX9 と DX11 です(NVIDIA公式)。DX12 はゲームの側がフレームの順番を決めます。
Blur Busters は、DX12 のゲームは「ボーダーレス(枠なしウィンドウ)」を勧めています。ここでは SAZ公式の案内と、手元で効いた設定に合わせて「全画面」にしています。全画面で困る人は、ボーダーレスを試す余地があります(推測)。
